【内分泌・ホルモン】臨床検査技師 MT用 問題つめあわせ

ホルモン

ホルモン問題実践編!

臨床検査技師向けの練習問題です!

 

 

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臨床検査技師の問題はやや難易度高め、よく考えて知識整理をしよう

 

正しい組み合わせはどれか

  1. 甲状腺機能低下症 - 血清コレステロール減少
  2. 原発性副甲状腺機能亢進症 - 血清無機リン増加
  3. Cushing症候群 - 血中コルチゾール減少
  4. Addison病 - 尿カリウム排泄減少
  5. 褐色細胞腫 - 尿中カテコールアミン減少

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.甲状腺機能低下症 - 血清コレステロール減少増加

甲状腺ホルモン サイロキシンの役割は

代謝の亢進です

甲状腺機能が低下すると

糖や脂質など栄養素の代謝も落ち込むため

 

甲状腺機能低下の場合

体内のコレステロールは増加傾向となります

 

 

逆に

甲状腺機能亢進の場合

体内のコレステロールや糖の消費量が増える

と考えることができます!

 

 

2.原発性副甲状腺機能亢進症 - 血清無機リン増加低下

副甲状腺ホルモンはパラトルモン、カルシウムを上げるホルモンです

 

カルシウムCaと無機リンP は重要な関係性を持っていることを覚えておきましょう

血中カルシウムCaが上がると、リンPは下がる

血清中のCaとPは逆の動きをするんですね

 

すなわち、副甲状腺機能亢進=パラトルモン過剰分泌

高Ca, 低P になるということです

 

  

3.Cushing症候群 - 血中コルチゾール減少増加

クッシング症候群はコルチゾールが増加する病態!

クッシング症は非常によく出てくる病気なので絶対覚えましょう

 

 

 

4.Addison病 - 尿カリウム排泄減少

この選択肢は正しいです

アルドステロン症、クッシング症、アジソン病の3つは

血圧、血糖、Na, Kなどの動きを聞かれることがよくあります

 

↓こちらの記事の表を見てしっかり確認しましょう!!

 

 

5.褐色細胞腫 - 尿中カテコールアミン減少増加

褐色細胞腫 というのは 副腎髄質に由来する腫瘍です

すなわち、カテコールアミン(アドレナリンやドーパミン)

を産生する腫瘍なので、排泄も増加します

 

ちなみに、カテコールアミンの代謝物である

VMA(バニリルマンデル酸)という物質も上昇します

 

 

 

病気とホルモンについて正しい組み合わせはどれか

  1. Basedow病 - 血中TSH上昇
  2. 褐色細胞腫 - 尿中アルドステロン上昇
  3. Cushing病 - 血中コルチゾール低下
  4. Addison病 - 血中ACTH上昇
  5. ADH不適合分泌症候群 - 血中ADH低下

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.Basedow病 - 血中TSH上昇低下

バセドウ病は甲状腺ホルモン(T3,T4)過剰になる病気です

ではTSH=甲状腺刺激ホルモンはどうなるでしょうか?

 

T3,T4が過剰になると

ネガティブフィードバックによって

TSHは低下します

 

  

 

2.褐色細胞腫 - 尿中アルドステロンカテコラミン・VMA上昇

先に出た問題の解説と同様です! 

褐色細胞腫は出やすい病気だということがわかりますね 

 

3.Cushing病 - 血中コルチゾール低下増加

こちらもホルモンの基礎ができてる人は問題ないでしょう!

 

 

4.Addison病 - 血中ACTH上昇

ACTH副腎皮質刺激ホルモンです

この略称は知っている前提で問題が出されていますね

  

アジソン病副腎皮質機能低下症

そのため、コルチゾールやアルドステロンが低下します

これを増加させるために

 

下垂体前葉のACTHの分泌は増加します

 

ということで正しい選択肢は4番

 

 

 

5.ADH不適合分泌症候群 - 血中ADH低下増加

ADHバゾプレシン です

 

ADH不適合分泌症候群というのは

ADHが過剰分泌される病気です

 

腎臓での水の再吸収が促進し

血液の水分量が増加してしまいます

 

出てくる頻度はあまり高くないので

そういうものもあるのか~という程度でOKです

 

 

 

病気とホルモンについて誤っている組み合わせはどれか

  1. 乳汁漏出症 - プロラクチン高値
  2. 尿崩症 - 抗利尿ホルモン高値
  3. 悪性貧血 - ガストリン高値
  4. クレチン病 - トリヨードサイロニン低値
  5. Addison病 - コルチゾール低値

 

 

 

 

 

 

 

1.乳汁漏出症 - プロラクチン高値

正しい

プロラクチンは下垂体前葉から分泌

乳汁分泌に作用するため、高値になると

乳汁漏出症(母乳が過剰にでてしまう) という症状になります

 

2.尿崩症 - 抗利尿ホルモン高値低下

これは誤りですね

抗利尿が高値=尿量を減らす

抗利尿が低下=尿量が増える=尿崩症

 

 

3.悪性貧血 - ガストリン高値

 悪性貧血とはビタミンB12の欠乏で起きる貧血です

また、胃酸の分泌が低下するため、

胃酸を出すためのポジティブフィードバックがかかり

胃酸分泌促進作用のあるガストリンが高値となります

 

 

4.クレチン病 - トリヨードサイロニン低値

 

クレチン病というのは先天性甲状腺機能低下症のことです

橋本病は、後天的に甲状腺機能が低下する病気で

 

いずれも甲状腺機能低下が起こるので

トリヨードサイロニンT3は低下です

クレチン病についての問題アリ

 

5.Addison病 - コルチゾール低値

 アジソン病についてはもう十分わかっていると思います!

 

 

 

以下の文章のうち誤っているのはどれか

  1. カルシトニンは骨形成を促進し血中カルシウムを低下させる方向に動く
  2. パラトルモンは生体内カルシウムについてカルシトニンと逆の方向に動く
  3. 下垂体後葉のバゾプレシンは尿量を低下させる方向に働く
  4. レニンはアルドステロンの分泌を直接的に促進する
  5. 甲状腺刺激ホルモンTSHは甲状腺へのヨウ素取り込みを促進する

 

 

 

 

 

このような選択肢の文章が少し長い問題というのは

必ず慎重に考え、誤った部分を見つけていく必要があります

 

 

 

 

 

1.カルシトニンは骨形成を促進し血中カルシウムを低下させる方向に動く

正しい

カルシトニンは血中Caの低下

機序としては血中Caが骨形成のために使用されるからです

 

 

 

2.パラトルモンは生体内カルシウムについてカルシトニンと逆の方向に動く

正しい

1の選択肢の解説の続きになりますが

カルシトニンと逆に、パラトルモンは血中Caを増加させますが

その機序は骨吸収を行い、骨を少し分解してCaを生み出すのです

 

 

3.下垂体後葉のバゾプレシンは尿量を低下させる方向に働く

正しい

下垂体後葉・尿量低下させる

などキーワードが合っているかしっかりチェックです

 

別の問題では、前葉、尿量増加

などの誤りになる可能性は十分あります

  

 

 

 

4.レニンはアルドステロンの分泌を直接的に促進する

この問題は、

レニンーアンジオテンシンーアルドステロン系

をしっかり理解できればわかります

レニンはアンジオテンシンを通じて、

アルドステロンの分泌を促進しているので

直接というのは誤りになります

 

 

5.甲状腺刺激ホルモンTSHは甲状腺へのヨウ素取り込みを促進する

 正しい

甲状腺ホルモンにはヨウ素( I )が含まれています

T3の名前にも、トリヨードというヨウ素を表す言葉が入っています

 

 

 

 

副腎髄質ホルモンについて誤っている文章はどれか

  1. 副腎髄質ホルモンとしてアドレナリンとノルアドレナリンが知られている
  2. 副腎髄質ホルモンはチロシンからドーパ、ドーパミンを経て生合成される
  3. ノルアドレナリンはドーパミンの側鎖が水酸化され生じる
  4. ノルアドレナリンが活性メチオニンによってメチル化されてアドレナリンとなる
  5. アドレナリンは末梢血管を収縮させるが、ノルアドレナリンは末梢血管を拡張させる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.副腎髄質ホルモンとしてアドレナリンとノルアドレナリンが知られている

正しい

 

 

 

2.副腎髄質ホルモンはチロシンからドーパ、ドーパミンを経て生合成される

副腎髄質ホルモンの生成は

以下のようになっています

 

チロシン

DOPA(ドーパ)

ドーパミン

ノルアドレナリン

アドレナリン

 

副腎髄質ホルモンはチロシンというアミノ酸を材料に作られます

ドーパミン・ノルアドレナリン・アドレナリンを

まとめてカテコールアミン=カテコラミン

と言いますが、全てチロシンから順番に作られているのです

 

ということでこれも正しい文章

 

3.ノルアドレナリンはドーパミンの側鎖が水酸化され生じる

これは正しい文章

構造についての問題でややマニアックなので覚える必要はありません 

必要のない知識はわりきって覚えないことも重要です

 

5つあるうちの、4つの選択肢の正誤判定ができればよいのです

 

4.ノルアドレナリンが活性メチオニンによってメチル化されてアドレナリンとなる

これも正しい文章です

これもややマニアックな知識なので

とりあえず置いておいていいのです

 

ノルアドレナリンが何らかの変化をして

最終的にアドレナリンになる、というところがわかればOK

 

 

5.アドレナリンは末梢血管を収縮させるが、ノルアドレナリンは末梢血管を拡張収縮させる

この選択肢は誤りです

アドレナリンもノルアドレナリンも基本的な作用は同じ

いずれも末梢血管の収縮に働きます

 

ノルアドレナリンの分泌は、交感神経優位で起こりますね!

 

 

 

 

 

長い文章の選択肢はしっかり読もう

今回出てきたような、選択肢が

やや長文になっているタイプの問題は要注意です

 

しっかりキーワードを探すのがポイントです

 

 

実際に問題を解くときにはキーワードに線を引くのも有効です

 

そのキーワードをホルモン名、病名と照らし合わせていきましょう

 

 

長文を読むのがめんどくさいからと

さらっと読んだだけで、マークしてしまい

貴重な1点を落とすということは普通にありえます

 

 

とにかく、指と脳を動かして

キーワードを選定し、知識と照らし合わせていきましょう

 

国試かけこみ寺は流し読みしても結構ですが

 

ときには、問題を書き写して、じっくり考えてもらうことで

知識の定着を行ってほしいと思います

 

 

 

それではまた次回、ではでは!

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