【内分泌】カルシウムから考える甲状腺と副甲状腺(=上皮小体)【カルシトニンとパラトルモン】

ホルモン
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カルシウムCaの調節をするホルモン

カルシトニンとパラトルモン

 

 

今回は甲状腺から分泌されるもう一つのホルモン

 
カルシトニン

 

 

 

 
副甲状腺上皮小体ともいう)ホルモン

パラトルモン(PTH)についてです

 

 

甲状腺ホルモンT3(トリヨードサイロニン)T4(サイロキシン)についてはこちら

 

  

カルシトニンとパラトルモンについて

国試に出やすい部分に絞って解説していきます!

 

  

 

分泌場所

T3,T4とカルシトニンは同じ甲状腺でも

分泌する細胞が違います

 

 

 

甲状腺ホルモン T3,T4 – 濾胞上皮細胞

 

カルシトニン傍濾胞細胞(別名:C細胞)

 (傍というのは、そばの、近くのという意味

濾胞細胞の近くにあるというだけのことです)

 

 

 

 

副甲状腺は甲状腺の左右に2個ずつ、計4個あります

別名を上皮小体とも言います

 

副甲状腺ホルモンパラトルモン(PTH) です

 

 

 

 

役割は血中カルシウム濃度を上げるか、下げるか

 

甲状腺のカルシトニンと

副甲状腺のパラトルモン

 

役割は至って簡単です

 

 

 

カルシトニン – 血中Ca低下↓させる

 

パラトルモン – 血中Ca上昇↑させる

  

 

 

基本的に覚える役割はこれでOKです

 

 

 

 

パラトルモンの働きと 破骨細胞&ビタミンD

パラトルモンは血中のカルシウム濃度をどのように上昇させるのか?

  

 

ざっくりいうと

 

 

骨のイラスト

骨を少しだけ分解して

 

カルシウム(Ca)として血液中に補充します

 

さらに、尿にCaが出ていかないよう

腎臓の尿細管でビタミンDを活性化

Caの再吸収を促進します

 

その結果、血中のカルシウム濃度は上昇↑

 

  

 

  

骨を少しだけ分解するという役割を持つ細胞が

 

破骨細胞です

  

骨粗しょう症のイラスト

 

その名の通り、骨を破壊する細胞です

といっても、基本的に

支障の出ない程度に少しだけ分解するというイメージです

  

骨から血液にカルシウムをわけてもらうのです

 

 

 

ビタミンDは骨の発育に欠かせないビタミンです

ビタミンDが欠乏すると、骨軟化症やくる病という病気になってしまいます

↓ビタミンの役割と欠乏症についてはこちらをどうぞ!

 

 

 

カルシトニンとパラトルモンのフィードバック

ホルモンにフィードバック機構はつきものです

 

 

今回の場合は仕組みは単純です 

 

 

血中カルシウムが足りない時

 血中Ca足りない↓

→ 副甲状腺がパラトルモンを出す

→ 破骨細胞やビタミンDが刺激され血中Ca↑

→ ネガティブフィードバックがかかってパラトルモンを出すのをやめさせる

 

血中カルシウムが多い時

血中Ca多い↑

→ 甲状腺がカルシトニンを出す

カルシトニンは破骨細胞を抑える

→ 血中Caが低下する方向へ

→ Caが低下してくると、ネガティブフィードバックでカルシトニンは出なくなる

 

 単純な流れですね

 

 

 

 

 

結局のところ

 大事なのは

 

カルシトニン – 血中Ca低下↓させる

・破骨細胞を抑制する

 

パラトルモン – 血中Ca上昇↑させる

・破骨細胞とビタミンDを活性化する

  

 

 

 

 

 

 

 

 

甲状腺から分泌されるホルモンはどれか.2つ選べ【MT】

  1. グルカゴン
  2. ガストリン
  3. サイロキシン
  4. カルシトニン
  5. オキシトシン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

選択肢に出てきているホルモンの分泌場所を整理しましょう

問題を解きながら、正解以外にも解説を書くのが大事です

 

 

  1. グルカゴンー膵臓ランゲルハンス島のα細胞
  2. ガストリンー胃のG細胞
  3. サイロキシンー甲状腺の濾胞細胞
  4. カルシトニンー甲状腺の傍濾胞細胞(C細胞も可)
  5. オキシトシンー下垂体後葉(もう一つはバゾプレシンです)

  

 

 

 

 

血中カルシウム濃度を低下させるのはどれか【DH】

  1. チロキシン
  2. インスリン
  3. カルシトニン
  4. ビタミンD
  5. パラトルモン

 

 

 

 

 

 

 

  1. チロキシンー代謝を上げる(血糖値上げる)
  2. インスリンー血糖値を下げる
  3. カルシトニンーカルシウムを下げる
  4. ビタミンDーカルシウムの吸収に重要
  5. パラトルモンーカルシウムを上げる

 

 

 

 

 

破骨細胞の活性を抑制するのはどれか【DH】

  1. バソプレッシン
  2. カルシトニン
  3. 副甲状腺ホルモン
  4. 活性型ビタミンD

   

 

 

 

 

 

 

  

 

 

破骨細胞は骨を分解し

カルシウムを血中に分ける働きがありますね

 

 

逆に、カルシウムを骨に取り込み

骨を作る細胞は骨芽細胞といいます

知識として覚えておきましょう

 

 

 選択肢の答えの情報を整理すると

 

  1. バソプレッシンー抗利尿ホルモン、尿が出過ぎないように水を再吸収する
  2. カルシトニンー血中カルシウムを下げる=破骨細胞を抑制する
  3. 副甲状腺ホルモンー血中カルシウムを上げる=破骨細胞を働かせる
  4. 活性型ビタミンDーカルシウムの吸収を助ける

 

 

 破骨細胞が骨を壊して、血中カルシウムを上げる

ここが重要ポイントですね

 

 

 

 

 

まとめ

・分泌
カルシトニン – 傍濾胞細胞(別名:C細胞)

パラトルモン 副甲状腺(=上皮小体)

 

・役割

カルシトニン – 血中Ca低下↓させる破骨細胞を抑制

パラトルモン – 血中Ca上昇↑させる – 破骨細胞とビタミンDを活性化

 

 

 

 

 

ホルモンは名前と役割の整理が大事です!

 

ではまた!

 

 

 

 

 

 

 

↓ホルモンの基礎はこちらから

 

  

↓甲状腺ホルモンはT3,T4が大事です

 バセドウ病や橋本病も国試によく出る病気です

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