内分泌と外分泌の違い
結論:内分泌=ホルモン、外分泌液=消化液、涙、汗
いきなり結論を書いてしまいましたが
内分泌=ホルモン の記事に入る前に
内分泌と外分泌の違いについて知っておいてほしいと思います
食べ物が通る部分は、身体の外である
突然ですが
胃液は内分泌でしょうか?
それとも外分泌?
結論からいうと、胃液やその他全ての消化液は外分泌になります
このイラストを見てください
人間は口から肛門まで
空洞になっているのです
まるで、ちくわのようですね!
ちくわの穴の中は外側から繋がっています
外の空気に触れているとも言えますね
すなわち、
このように外から連続して繋がっている部分は
外とみなします
つまり、
唾液、胃液など、消化液は全て外分泌になるわけですね
当然ながら、涙、汗も外分泌です
内分泌=ホルモン:血中に放出する
さて、本題に入ります
本ブログでは内分泌=ホルモンの記事を
増やしていきたいと思っています
というのも、ホルモンは非常~~~に狙われやすい
からです
ホルモンは内分泌器官から、血中へと内分泌されます
そして必要な場所で働く
ホルモンは様々な器官から出ています
脳(視床下部、下垂体)だったり
胃や
膵臓(インスリンはまさしく膵臓の分泌するホルモンです)
多くの消化器官もホルモンを分泌しています
外分泌器官はどれか. 2つ選べ【PT・MT・Ns国試例題】
- 副腎
- 胸腺
- 涙腺
- 甲状腺
- 汗腺
答えは、3と5ですね
この問題は非常にシンプルですね
汗や涙は外分泌です
内分泌器官はどれか.2つ選べ 【PT・MT・Ns国試例題】
- 副腎
- 乳腺
- 涙腺
- 甲状腺
- 唾液腺
まずは外分泌器官をしっかり見極めていきましょう
内分泌は血中に出す
外分泌は外・もしくは消化液
この観点から行くと、
乳腺・涙腺・唾液腺は外分泌であることがわかりますね
ということで内分泌器官は
副腎と甲状腺です
丸暗記する必要はないんです
内分泌は血中に出すホルモン
外分泌は外・もしくは消化液
この基本法則さえわかっていれば
外分泌と内分泌の基本はOK!!
消化器は外分泌だけなのか?
答えはNOです!
外分泌も内分泌も
両方する消化器はある
これが正解です
例えば
胃は酸性の胃液を分泌でしたね
そして消化酵素として持っているのはペプシンでした
(↓こちらの記事でチェックできます)
胃はガストリンというホルモンも分泌しています
これは胃液の分泌を促進するホルモンです
膵臓はどうでしょうか
膵液はアルカリ性
消化酵素はトリプシン(タンパク質消化)
と膵臓アミラーゼ
リパーゼ(脂質消化)
でしたね
(↓こちらの記事で詳しくチェックできます)
膵臓は、膵液を外分泌していますが
インスリンやグルカゴンという
血糖値に関わるホルモンも分泌しているのです
(↓インスリンが上手く働かないのが糖尿病です、記事はこちら)
まとめ
- 内分泌=ホルモン:血中に出す
- 外分泌=消化液、汗、涙、乳
- 胃や膵臓は内外どちらも分泌できる
- ホルモンで覚えるべきは、どの組織で、何が分泌されるか
ということでホルモンについての国試攻略記事を
今後増やしていきたいと思います!
毎日コツコツ!ではでは!
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