腎臓は血液をろ過してきれいに保ってくれる
大変重要な臓器です
※ちなみに解剖学のお話として
右腎は、上に肝臓があるため左腎よりもやや下に位置します
意外と忘れてしまいがちな腎臓の機能を学んでいきましょう!
※詳細な構造については教科書などで確認するとよりわかりやすいかと思います
腎臓の構造まとめ
まずは腎臓を構成するパーツについて
名前を確認しておきましょう
片側1つの腎臓にはネフロンが100万個存在しているとされます
ネフロンは大きく分けて腎小体と尿細管
さらに、腎小体と尿細管は細かいパーツでできているというわけです
ざっくり簡単に役割を説明すると
- 糸球体:血液をろ過する、ろ過されたものを原尿という
- 尿細管:原尿を再吸収する、そうして残った本当に不要なものが尿になる
キーワードとしては赤字を覚えておけばOK!!
腎臓の重要ポイントまとめ
尿量についてのチェックポイント
- 1日に糸球体でろ過されてできる原尿は約150L(リットル)
- 原尿の99%は尿細管で再吸収される
- 残った1%、約1.5Lがヒトの1日の尿量である
- 基本的にタンパク質は糸球体をほとんど通らない(ただし、健常人でも微量のタンパク質(=アルブミン)は尿中に出る)
- 腎機能が低下し、尿蛋白が過剰に出る状態をネフローゼという
再吸収される成分についてのチェックポイント
- 再吸収されるものは水分と栄養や電解質などの成分
- 再吸収される栄養はブドウ糖・アミノ酸
- 電解質には、Na, K, Ca, P(リン)などがある
尿細管の役割についてのチェックポイント
- 基本的に、近位尿細管で大部分の成分を再吸収する
- 残った水分や電解質は、ヘンレループ、遠位尿細管で逃さずキャッチ
- アルドステロンは遠位尿細管のNa再吸収を促進するホルモン
- 尿細管の重要な役割に、酸(H+イオン)の排出がある。アシドーシスになると、酸の排出を促進し体内pHを正常に戻す
- 電解質NaとK、CaとPはそれぞれシーソーのような関係になっている、Na再吸収が促進されればKは排出される、Ca再吸収されればPは排出される
腎臓に関連した国家試験チェックポイント
特に以下の2つが重要です
- 酸の排出:酸塩基平衡
- アルドステロン:ホルモン
これらについて知識が曖昧な人は以下の記事をぜひ御覧ください
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