医療系国家試験の解説サイト
国試かけこみ寺です!
令和2年2月23日(日)に実施されたPT国試の
基礎医学系の問題について解説していきます!
問題(+別冊)と解答は厚生労働省のHPで公開されています
※以下の問題の出典は全て、厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-08_09.html)で公開している問題を引用しています。
問題に対する解説は国試かけこみ寺のオリジナルとなります。
PT55-AM58:後腹膜腔に存在するのはどれか
1. 胃
2.空腸
3.膵臓
4.横行結腸
5.S状結腸
後腹膜臓器に関しては効果的なゴロ合わせがあります!!
幸福な 十二の泌尿器 上下垂直
幸福な:後腹膜
十二:十二指腸
泌尿器:腎臓(副腎)・尿管・膀胱
上下:上行結腸・下行結腸
垂直:膵臓・直腸
※副腎は泌尿器ではありませんが、腎臓にくっついているので後腹膜にあります
腎臓と副腎はセットにしてしまいましょう
ということで、この問題の答えは3の膵臓ですね!
後腹膜に存在する結腸は上下、というのがポイントです。
PT55-AM61:副腎髄質から分泌されるホルモンはどれか
1.アドレナリン
2.アルドステロン
3.アンドロゲン
4.コルチゾール
5.ノルアドレナリン
副腎髄質ホルモンといえば
アドレナリンとノルアドレナリンです
(あとはドーパミンも覚えておきましょう!)
↓もっと詳しく勉強したい人はこちらから
↓選択肢の他のホルモンについても記事を書いています
PT55-AM63:交感神経の作用はどれか
1.瞳孔を縮小させる
2.排尿を促進させる
3.気管支を拡張させる
4.心拍数を減少させる
5.胃腸の運動を促進させる
交感神経・副交感神経の作用の問題です!
交感神経は緊張・闘争状態
副交感神経は安静(リラックス)状態
このイメージをもって考えましょう!
1.瞳孔→闘争状態で目がカッと開く
2.排尿→リラックスしている時にトイレにいきたくなる
3.気管支→闘争状態では多くの呼吸が必要→気道を広げる
4.心拍数→闘争状態で上がる
5.胃腸の運動→リラックスしている時に消化が活発になる
ということで、交感神経優位なのは
3.気管支を拡張させる
となります!
↓こちらの記事で更に詳しく勉強できます
↓ 実践問題はこちら!
今回は以上の3問です!
それぞれの問題に必要な知識を
リンク先の記事で詳しく・わかりやすく解説していますので
ぜひ勉強に活用してほしいと思います!
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