【第55回理学療法士国家試験】AM 64, 65, 67の問題をわかりやすく解説

PT国試解説

医療系国家試験の解説サイト

国試かけこみ寺です!

 

令和2年2月23日(日)に実施されたPT国試の

基礎医学系の問題について解説していきます!

 

問題(+別冊)と解答は厚生労働省のHPで公開されています

 

※以下の問題の出典は全て、厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-08_09.html)で公開している問題を引用しています。

問題に対する解説は国試かけこみ寺のオリジナルとなります。

  

 

スポンサーリンク

PT55-AM64:呼吸生理の説明で正しいのはどれか

1.呼吸中枢は視床下部にある

2.外肋間筋は安静呼吸の呼気筋として作用する

3.内呼吸とは肺胞と毛細血管との間のガス交換をいう

4.動脈血二酸化炭素分圧が上昇するとヘモグロビンから酸素が乖離しやすくなる

5.頸動脈小体は動脈酸素分圧よりも動脈二酸化炭素分圧の変化を感知しやすい

 

 

  

 

選択肢を一つ一つ見ていきましょう!

 

1.呼吸中枢は視床下部延髄にある

延髄は脊髄のすぐ上にあり、非常に重要な中枢をいくつか持っています

・呼吸中枢

・嚥下中枢

・心臓中枢

このあたりを知っておけば良いかなと思います

 

 

2.外肋間筋は安静呼吸の気筋として作用する

呼吸筋は本当にどっちがどっちだか忘れてしまいがちですよね

 

吸気:横隔膜と外肋間筋

呼気:内肋間筋

 

 

ここでインパクトのある覚え方をひとつ

  

 

 

吸気もりもり森鴎外(横外)

 

吸うイメージで何度も繰り返し口に出していると覚えられますよ

横外で横隔膜と外肋間筋です!

 

 

3.呼吸とは肺胞と毛細血管との間のガス交換をいう

外呼吸:肺の空気を、血管に取り込む

呼吸:血管から運んだ酸素を細胞内で使う

 

内呼吸の内は、細胞内というイメージでとらえればよいでしょう

 

 

4.動脈血二酸化炭素分圧が上昇するとヘモグロビンから酸素が解離しやすくなる

これは正しい文章です。

 

イメージとしては、血液内の二酸化炭素が増えるということは

それだけ組織に酸素が必要である、ということです

ヘモグロビンはあくまで酸素の運び屋ですから

酸素を組織に供給するため、ヘモグロビンから酸素が解離しやすくなります

 

 

5.頸動脈小体は動脈酸素分圧よりも動脈二酸化炭素分圧二酸化炭素よりも酸素の変化を感知しやすい

頸動脈小体は、頸動脈にある酸素濃度の感知センサーといえます

 

酸素分圧が低下すると、それを感知して呼吸中枢に信号を送るわけですね

 

 

 

PT55-AM65:血液凝固因子はどれか。2つ選べ

1.アルブミン

2.トロンビン

3.ヘモグロビン

4.フィブリノゲン

5.エリスロポエチン

 

 

わからない単語はしっかりノートにまとめていきましょう!

 

1.アルブミンは血液内に最も多い蛋白質です。

役割としては大きく2つ

浸透圧の調整ーアルブミン濃度が低下した状態をネフローゼといい、浮腫(いわゆる、むくみ)になります

物質の運搬ーカルシウムや、ホルモン、薬など様々な物質を運搬します

 

 

2.トロンビンは血液凝固に関わる重要な蛋白質です

プロトロンビンが活性化し、トロンビンとなって血液凝固に関わります

 

3.ヘモグロビンは酸素の運搬です

 

4.フィブリノゲンも血液凝固に関わる蛋白質です

フィブリノゲンが活性化し、フィブリンが形成されて

血小板をまきこんで固まって、傷口を塞ぐ、という流れです

 

 

5.エリスロポエチンは腎臓から分泌される、造血ホルモンです

このエリスロポエチンが不足する貧血を、腎性貧血といいます

 

 

スポンサーリンク

PT55-AM67:腎臓の排尿機構で正しいのはどれか

1.Bowman嚢は集合管に接続する

2.近位尿細管ではNa+が再吸収される

3.ネフロンは糸球体と近位尿細管から構成される

4.糸球体ではアルブミンは水よりも濾過されやすい

5.糸球体濾過量は健常成人では1日に1~1.5Lである

こちらも各選択肢を正しい答えに修正していきましょう

その上で情報を整理していきます

 

 

1.Bowman嚢は集合管近位尿細管に接続する

これは解剖の教科書などで図と一緒に見ると

より理解が高まると思います

 

ボーマン嚢

→近位尿細管

→ヘンレループ

→遠位尿細管

→集合管

→膀胱

 

これが一連の尿路の流れになります

 

2.近位尿細管ではNa+が再吸収される

これは正しいです、近位尿細管では

水・イオン・グルコース・アミノ酸・など非常に多くの物質を再吸収しています

 

 

3.ネフロンは糸球体と近位尿細管腎小体と尿細管から構成される

↓こちらの図はネフロンの構造を段階的にまとめたものです

ネフロンとは何を指しているのか、改めて確認しましょう! 

 

 

4.糸球体ではアルブミンは水よりも濾過されやすいにくい

糸球体はザルの目のようになっており、大きい分子は通さないようになっています

 

アルブミンは蛋白質なので、基本的には糸球体を通りません

(健常人でもわずかに濾過はされますが、試験紙などの感度以下です)

 

 

5.糸球体濾過量は健常成人では1日に1~1.5100~150Lである

糸球体で濾過した血液を原尿といい、

原尿は100L~150Lできると言われています

 

そしてここからが重要で、原尿の99%は再吸収されます

残った1%の1L~1.5Lが1日に出る尿になるわけですね

 

  

  

↓こちらの記事で更に詳しく勉強できます!

 

 

 

 

国家試験の勉強のコツは以下の記事で紹介しています!

 

国家試験合格目指して

がんばっていきましょう!!

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました