【臨床検査技師】国試に出るTDM(血中薬物濃度測定)の必要な薬剤【ゴロ合わせ】

ゴロ合わせ

血中薬物濃度測定=TDM

は薬剤師だけでなく、臨床検査技師が担うこともあります

 

そのため臨床検査技師国家試験にも見かける事が多いので

最低限の知識と、TDM対象の薬は覚えてしまいましょう!

 

できるだけシンプルに、わかりやすく解説していきますね!

 

「検査結果に悩むドクター」の写真[モデル:Max_Ezaki]
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TDMとは

TDMの基本

血中の薬物濃度が高くなりすぎないよう管理することです

 

治療に必要な濃度=治療域 を超えると

体に有害な濃度=中毒域 となってしまうからです

図にするとこんな感じです↓

TDMのイメージ図。適切な治療域を維持するのが目的。

薬を飲むと血中薬物濃度が上がりますが、

血中濃度が下がる前に投薬してしまうと、このまま中毒域に突入し

体に有害な作用が出てくることがわかるかと思います

 

治療域に達するのに最適な薬の量を、至適投与量といいます

至適投与量は個人差がある場合もあり、例えば、薬によっては代謝が遅い人もいたりします。代謝の遅い人は血中薬物濃度が下がりにくいため、TDMによる管理が重要になってくるというわけです

 

TDMが有用とされる薬物の特徴

項目としては以下の3点を押さえておくとよいです

TDM薬剤の特徴

至適投与量の範囲が狭い(=治療域が狭いともいえます)

代謝に個人差がある

・中毒域での副作用が重篤である

実際には、TDMが行われる薬物というのは

具体的に決まっていますので

次の項目で説明していきます!

 

TDMが必要な薬物(ゴロ合わせ)

実際の臨床では、TDMが必要な薬剤というのは決まっています

その中でも臨床検査技師国家試験に出ているものをまとめました!

ゴロ合わせもありますので、使えそうだなと思う人は使ってみてください!

(※全ての薬剤を網羅しているわけではありませんのでその点はご注意ください)

 

抗てんかん薬:ルバマゼピン、フェニトイン、フェバルビタール、バルプロ酸

強心薬:ジゴキシン

抗菌薬:ゲンタマイシン、ンコマイシン

抗悪性腫瘍薬:メトトレキサート(免疫抑制薬でもある)

抗喘息薬:テオフィリン

免疫抑制剤:クロスポリン、クロリムス

※ちなみに免疫抑制剤は薬剤が細胞内に移行するため、全血での測定が一般的です

 

↓ ゴロ合わせ

カフェとバル 地獄の現場で目と手を下に

:カルバマゼピン

フェ:フェニトイン

バル:フェノバルビタール、バルプロ酸

地獄の:ジゴキシン

現場で:ゲンタマイシン、バンコマイシン

目と:メトトレキサート

手を:テオフィリン

:シクロスポリン、タクロリムス

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まとめ

血中薬物濃度測定=TDMが必要な薬の条件は

・至適投与量の範囲が狭い=治療域が狭い

代謝に個人差がある

・中毒域での副作用が重篤である

 

実際に覚えておくべき薬剤名は

カフェとバル 地獄の現場で目と手を下に

抗てんかん薬:ルバマゼピン、フェニトイン、フェバルビタール

強心薬:ジゴキシン

抗菌薬:ゲンタマイシン、ンコマイシン

抗悪性腫瘍薬:メトトレキサート

抗喘息薬:テオフィリン

免疫抑制剤:クロスポリン、クロリムス

 

↓ TDMの国試関連問題の解説記事です

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