【第64回臨床検査技師国家試験】AM42, 43, 44, 45, 46の問題をわかりやすく解説

MT国家試験

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国試かけこみ寺です!

平成30年2月21日(水)

に実施された

第64回臨床検査技師国家試験問題について

一部の分野をわかりやすく解説していきます!

問題(+別冊)と解答は厚生労働省のHPで公開されています

※以下の問題の出典は全て、厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-07.html)で公開している問題を引用しています。

問題に対する解説は国試かけこみ寺のオリジナルとなります。

 

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MT64-AM42 骨形成マーカーはどれか。

1.ペントシジン
2.デオキシピリジノリン
3.プロコラーゲンⅢペプチド
4.骨型アルカリホスファターゼ
5.Ⅰ型コラーゲン架橋 C-テロペプチド

基本的に骨形成・骨吸収マーカーは覚えるしかないのですが

ちょっとだけ覚えやすい方法があります

ホスファターゼの場合

酸ホスファターゼは酸だから骨を溶かす=骨吸収アルカリホスファターゼはその逆なので骨形成。

・プロペプチドとテロペプチド

プロはプロトロンビンなどと同じで「前の」という意味、なのでプロペプチドはこれから骨になる前のペプチドだから骨形成テロペプチドは対になるので骨吸収。

 

デオキシピリジノリンは骨吸収、オステオカルシンは骨形成

オステオカルシンは骨芽細胞が分泌する=骨形成カルシウムを骨に押し込む!(押すテオCa)。対になるのはデオキシピリジノリン=骨吸収。

(かなりゴリ押しです。。)

 

MT64-AM43 低血糖によって上昇するホルモンはどれか。2つ選べ。

1.アドレナリン
2.インスリン
3.グルカゴン
4.テストステロン
5.バソプレッシン

この問題は、言い換えると

「血糖値を上げるホルモンはどれか」となります

 

これがわかれば自ずと答えは、1,3となります

ちなみに、血糖値を上げるホルモンは

  • アドレナリン
  • グルカゴン
  • 成長ホルモン
  • 甲状腺ホルモン
  • コルチゾール

と多くありますが、

血糖値を下げるホルモンはインスリンしかありません

 

これは食べ物の少なかった大昔の人類にとって、血糖値を上げることが何より重要だったからです

食べ物が溢れている現代では高血糖になりがちで、インスリンの負担が大きくなり

そのうちインスリンが効きにくくなると、糖尿病になってしまう、というわけです

 

MT64-AM44 急性心筋梗塞の診断に有用なマーカーはどれか。2つ選べ。

1.アデノシンデアミナーゼ(ADA)
2.心臓型脂肪酸結合蛋白(H-FABP)
3.トロポニン T
4.脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)
5.プロカルシトニン

 

急性心筋梗塞に有用なマーカー

H-FABP、ミオグロビン、トロポニンT、CK-MB などがあります。(先にあるものほど上昇が速い)

 

ちなみに、4.BNPは心臓に関連しますが、心不全のマーカーです

(同じ心不全マーカーでNT-proBNPというのもあります)

 

1.ADAは結核性胸膜炎のマーカー

5.プロカルシトニンは敗血症のマーカーです

敗血症のマーカーには、他にプレセプシンがあります

 

MT64-AM45 分泌物形成を行うのはどれか。

1.中心小体
2.滑面小胞体
3.リソソーム
4.ミトコンドリア
5.ゴルジGolgi装置

細胞小器官の役割の問題ですね

各選択肢のキーワードを記します

 

1.中心小体 ー 紡錘体形成
2.滑面小胞体 ー 脂質合成
3.リソソーム ー 加水分解
4.ミトコンドリア ーA TP産生・好気呼吸
5.ゴルジGolgi装置 ー 分泌・糖鎖付加(グリコシル化)

ということで、答えは5になります!

↓細胞小器官のさらに詳しい記事はこちらから

  

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MT64-AM46 癌抑制遺伝子はどれか。

1.ras
2.p53
3.myc
4.erb-B2
5.β-catenin

 

がん抑制遺伝子とは

名前の通り、がんの発生を抑制する遺伝子。がん抑制遺伝子に変異が起きると、がん化を抑制できなくなると考えられている。

国試レベルでがん抑制遺伝子で押さえておくべきなのは、p53RBです

この2つを覚えておきましょう!!

 

がん遺伝子は多くありますので、がん抑制遺伝子の2つを押さえましょう。

 

今日はここまでです!

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