胆汁の役割【歯科衛生士・看護師 国試対応】

解剖学

それでは今日も国家試験の勉強していきましょう!

タイトルにある通り、胆汁についてやっていきます。

 

まずは歯科衛生士国家試験からです。

 

矢印で示す臓器(胆嚢)から出る液体の役割はどれか【DH】

a. 脂肪の乳化

b.腸粘膜の保護

c.炭水化物の分解

d.タンパク質の分解

図がついている問題ですがここでは省略しています。(胆嚢を指しています)

さて、どの医療系国家資格でも、知っておくべき医学知識は変わらない!

胆汁については理学療法士の問題でも出ていました。

 

胆汁の役割で重要なのは、脂肪の乳化!

胆嚢から出る液体というのは胆汁です。

胆汁の役割で最も重要なのは、脂肪の乳化です。

 

乳化とは水と油を混ざりやすくする作用です。

いわゆる酢と油を卵の力で乳化して、マヨネーズができるというやつです。

 

胆汁で何を乳化する必要があるのか?


→ 胆汁の役割は

一緒に分泌される膵液の消化を手助けすることである

→ 膵液に含まれる主な消化酵素にトリプシン・リパーゼがあり、

至適pHは約8(アルカリ性)である。

トリプシンはタンパク質を、リパーゼは脂肪を分解する。

  

膵液は液体です、お肉などの脂を分解するには

胆汁の力で乳化させる必要があるわけです。

一つ重要なのは、胆汁そのものは、消化酵素ではない!

というところです。

あくまで、消化の手伝いをしている、というわけですね。

 

他の選択肢もしっかり見ていきますよ

選択肢の数だけ知識が増えると思いましょう。

 

b.腸粘膜の保護→ これは消化液の役割とは異なるので不適。

 
c.炭水化物の分解
炭水化物はお米やパンなど人間にとって非常に重要なエネルギーになりますね。
そのためしっかりと消化、分解を行う必要があります。
炭水化物の消化に関わる器官と酵素をまとめると、

 
唾液:唾液アミラーゼでデンプンなどの大きな炭水化物を分解する。

 
膵液:膵臓アミラーゼでデンプンの分解産物であるデキストリンなどを分解する。

 
腸液:マルターゼなどの酵素で、最終的にマルトースなどの二糖類を、グルコースにまで分解し単糖類として吸収できるようにする。

 
炭水化物の消化酵素はアミラーゼで、唾液と膵液にある、これだけしっかり覚えておきましょう。腸液の酵素についてはまた別の記事でしっかり解説します。

すべての知識を詰め込む必要はありません!
ブログで書いてある、下線部や赤線から重点的にチェックして覚えるようにしましょう!

  

d.タンパク質の分解

タンパク質の分解は主に胃液、そして先程出てきた膵液のトリプシンなどです。

タンパク質についてもまた別記事でしっかり解説していきますね。

  

続けて看護師の類似問題です

脂肪を乳化するのはどれか【看護師】

  1. 胆汁酸塩
  2. トリプシン
  3. ビリルビン
  4. リパーゼ

 

もうおわかりですね。

胆汁酸塩は胆汁に含まれている成分です。

聞いたことがなくても「胆汁」という言葉から、乳化に結びつけましょう!

 

2. トリプシンは膵液の消化酵素です!タンパク質を分解!

 

3.ビリルビンも胆汁に含まれる成分ですが、専門的な解説は別記事にする予定です。

 

4.リパーゼは膵液の消化酵素です!脂質を分解!

脂を分解したい→ 脂と混ざる必要がある →胆汁の乳化作用!

このように話を繋げていくことで知識を思い出しやすくなったりしますよ。

 

まとめ:胆汁の役割

  • 胆汁の役割は脂肪の乳化!
  • 胆汁に消化酵素自体は含まれていない!
  • 乳化は膵液と混ざりやすくするため!
  • 膵液にはリパーゼという脂質分解酵素、トリプシンというタンパク質分解酵素が含まれる!

 

胆汁の役割について、理学療法士、看護師、歯科衛生士のすべてに問題がでていることがわかりましたね。

このように、今後も基礎医学を解説していきますので、良いかもと思ったらお気に入り、ブックマーク、twitterのフォローなどよろしくおねがいします!

  

初めての方はこちらの記事も読んでみてください↓  ではでは!

 

 

↓消化器の勉強の続きはこちら

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