臨床検査技師国家試験 問題集・参考書レビュー

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はじめに

臨床検査技師を中心とした国家試験勉強のためのサイト、国試かけこみ寺です!

この記事では、臨床検査技師の国家試験に関する参考書について個人的なレビューを書いています。

主に来年度以降から国家試験の勉強を始める人のための記事ですので、今年度の国試勉強にでは現在持っているものを使って勉強するのが良いと思います。

また、あくまで個人の感想になりますので、購入後の責任は一切負えないことをご了承ください。

臨床検査技師国家試験 過去問集

臨床検査技師国家試験問題集 医歯薬出版

・内容は極めてシンプルで、科目→分野→国試ガイドラインに基づいた大項目と、目的を絞った過去問(類似問題)を解くことができる。

・この科目の、この分野の、このタイプの問題を解きたい、という時に有用。点数に直結しやすい。

一方で、解説や答えがたまに間違っている。解説が物足りない。めちゃくちゃ分厚くて持ち歩きにくい。などの欠点もある。

自分で教科書を調べながら補填していくことで実力がついていくタイプの問題集。

筆者は現役時これと教科書をベースに勉強していました。

臨床検査技師国家試験問題注解 金原出版

こちらも基本的な構成は医歯薬と一緒。ページ構成的に問題のすぐ下に目に入るところに解説が書いてあるので、純粋に問題を考える前に、解説を見てしまいがちな人にはやや使いづらい構成。

解説の補足情報は医歯薬より比較的充実はしている。が、たまに間違いはあります。

これを使う場合はもったいぶらずにガンガン書き込みやアンダーラインを引いていったほうが良いかもしれませんね。

 

おそらく、上記の2点は学校で既に買っている、という方も多いのではないでしょうか。どちらかがあればOKです。

(黒本)Complete+ MT 日本医歯薬研修協会

いわゆる黒本。基本的に10年分の国家試験過去問解説を収録(分野ごとに分類、全部買うと8冊くらいになる)してあり、先ほどの医歯薬の問題集で足りない部分の解説や補足情報などが充実している。

が、やはり医歯薬の解説に見られがちなやや淡白な解説であり知識の補充は必須です。

最初に紹介した国家試験問題集は大きく書き込みもしづらいので、こちらの黒本にどんどん赤ペン(調べた追加知識)やアンダーラインを入れていくことをおすすめしたい

多用されている有用な解説本ですが、最も危険なのは黒本の知識のみを吸収して十分勉強した気になってしまうことです。繰り返しますが、教科書などで知識の補充はするべきだと思います。

QB(クエスチョンバンク) 臨床検査技師国家試験問題解説

MedicMedia(かの有名な、病みえの会社)

実際の過去問をベースにし、大変充実した内容の解説

病気がみえるを作っている会社だけあって、イラストも充実、周辺知識の補填の充実度がすごい。

ただし、辞典のような厚さで携帯には不向き。

情報量が多すぎて、本当に大事な部分を簡潔に自分でまとめられるタイプの人でなければ厳しい一面もあります

すごく勉強した気分になるのですが、QBによるインプットのみでは点数に繋がらない恐れがあるのが最大の懸念点です。

病院実習で役立つ

いわゆる、Reversed CPC(RCPC) の教科書

Reversed CPC(RCPC) とは

「臨床検査値を元に、症例(患者の病態)を深く掘り下げる」という主旨で、元々は医学部で行われていたとされる。近年では、臨床検査技師を目指す学生にも教育として行われている。

決して病名を当てるクイズではなく、患者の検査データから考えられる症状や病態を考察することが目的である。

検査データから患者の症例を推定する練習にはもってこいの1冊。

特に病院実習前にこれを読んでおくと、実習中の症例に近いものが見れたりするかもしれませんよ。

入門書

まだ勉強を始めたての下級生におすすめの本を紹介していきます。

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ヤンデル先生こと、病理医の市原真 先生の病理学入門書です。

すべての医療を勉強する学生に見てほしい1冊です、本嫌いでも絶対に読める1冊であることうけあいです!2時間ほどでさっくり読めてしまいます。

参考書・問題集を使う時の注意・3箇条

  1. 買って満足しないこと
  2. 読んで満足しないこと
  3. アウトプットを行うこと

先程もレビューに書きましたが、解説を読んで、なんとなくわかった気分になるのは非常に危険です

勉強にはなっていても、点数に繋がらない可能性があるためです

点数に繋げていくためにはアウトプットが必要になります

アウトプットの詳しい方法については、今後新たな記事で解説していきたいと思います!

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最後に

この記事は今後も新しい情報をどんどん更新していく予定です!

問題集や参考書に関しては中古でも(書き込みがなければ)、大丈夫だと思います

しかし、やはり眺めるだけではダメ、ということを改めて申し添えておきます

もしレビューをしてほしい本などがあれば、コメント欄やTwitterなどで教えて下さい!

 

ここまで読んで頂きありがとうございました!

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